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 | 主のよる選びの神の器の召命



(主なる神によるどんなものへも開かれた選び)


2023年8月10日


  『さて、サウロはなおも主の弟子たちを脅迫し、殺そうと意気込んで、大祭司のところへ行き、ダマスコの諸会堂あての手紙を求めた。それは、この道に従う者を見つけ出したら、男女を問わず縛り上げ、エルサレムに連行するためであった。ところが、サウロが旅をしてダマスコに近づいたとき、突然、天からの光が彼の周りを照らした。サウロは地に倒れ、「サウル、サウル、なぜ、わたしを迫害するのか」と呼びかける声を聞いた。「主よ、あなたはどなたですか」と言うと、答えがあった。「わたしは、あなたが迫害しているイエスである。起きて町に入れ。そうすれば、あなたのなすべきことが知らされる。」同行していた人たちは、声は聞こえても、だれの姿も見えないので、ものも言えず立っていた。サウロは地面から起き上がって、目を開けたが、何も見えなかった。人々は彼の手を引いてダマスコに連れて行った。


  サウロは三日間、目が見えず、食べも飲みもしなかった。ところで、ダマスコにアナニアという弟子がいた。幻の中で主が、「アナニア」と呼びかけると、アナニアは、「主よ、ここにおります」と言った。すると、主は言われた。「立って、『直線通り』と呼ばれる通りへ行き、ユダの家にいるサウロという名の、タルソス出身の者を訪ねよ。今、彼は祈っている。アナニアという人が入って来て自分の上に手を置き、元どおり目が見えるようにしてくれるのを、幻で見たのだ。」しかし、アナニアは答えた。「主よ、わたしは、その人がエルサレムで、あなたの聖なる者たちに対してどんな悪事を働いたか、大勢の人から聞きました。ここでも、御名を呼び求める人をすべて捕らえるため、祭司長たちから権限を受けています。」すると、主は言われた。「行け。あの者は、異邦人や王たち、またイスラエルの子らにわたしの名を伝えるために、わたしが選んだ器である。わたしの名のためにどんなに苦しまなくてはならないかを、わたしは彼に示そう。」そこで、アナニアは出かけて行ってユダの家に入り、サウロの上に手を置いて言った。「兄弟サウル、あなたがここへ来る途中に現れてくださった主イエスは、あなたが元どおり目が見えるようになり、また、聖霊で満たされるようにと、わたしをお遣わしになったのです。」すると、たちまち目からうろこのようなものが落ち、サウロは元どおり見えるようになった。そこで、身を起こして洗礼を受け、食事をして元気を取り戻した。
サウロは数日の間、ダマスコの弟子たちと一緒にいて、すぐあちこちの会堂で、「この人こそ神の子である」と、イエスのことを宣べ伝えた。 』


(新共同訳 使徒言行録9章1~20節)


  (ギリシャ語原文直訳)『さてサウロは主の弟子たちに対して、なおも脅しと殺害に息巻きながら、大祭司に近づき、彼からダマスコにある諸ユダヤ会堂宛ての書簡を求めた。その道に居る誰かを見い出すなら、男たちでも、また女たちでも縛られたままでエルサレムに連行するために。それで進んで行くうちに、彼がダマスコに近づくこととなった。そして突然、天よりの光が彼を巡り照らした。すると彼は地の上に倒れて、自分に《こう》いう声を聞いた、「サウロよ、サウロよ、なぜ私を迫害しているのか」。そこで彼は言った、「あなたはだれですか、主よ」。それで彼は《言った》、「この私はイエスである、あなたが迫害している。しかしあなたは再び立ち上がれ。そして町の中に入れ。そうすればあなたが何を行うべきか、あなたに語られることになる」。ところが彼に同行している男たちは、口がきけずに立ち止まっていた、一方では声を聞いていたが、他方では誰をも観ないで。しかしサウロは地から起き上がった。彼の両目はすでに開かれていたが、何も視えなかった。それで彼らは彼(サウロ)を手引きしながら、ダマスコに連れて入っていった。そして彼は3日間視えないままでいた。また食べもせず、飲みもしなかった。』とあります。


  サウロは、名門の出であり、学問も究めていた人でした。はじめはキリストを信じる人たちに対して、迫害をしてそれが正しいことと思い、熱情を持ち、キリストを信じる男たちだけでなく女たちをも連行する人でした。ところが、ダマスコに近づくあたりで、生けるキリストに出会い、声をかけられて、突然、天よりの光が彼を巡り照らし、コンバージョン(回心)しました。 サウロは、その声をかけられた相手は、人間ではなく、神だと悟られたのだと思います。
『「サウロよ、サウロよ、なぜ私を迫害しているのか」。そこで彼は言った、「あなたはだれですか、主よ」。』と言いました。サウロは、声をかけた相手に対して、即座に「主よ」と言いました。
聖なる光が突然彼を巡り照らしたときに、直感的に相手は神だと悟ったのだと感じます。


『それで彼は《言った》、「この私はイエスである、あなたが迫害している。しかしあなたは再び立ち上がれ。そして町の中に入れ。そうすればあなたが何を行うべきか、あなたに語られることになる」。』
イエス・キリスト様は、パウロを召命しました。キリスト様は、相手が迫害している者だとか、敵だとかによらずに、キリストの福音の器となるものを、愛して、認めて、救い、弟子とされ、召されます。
そしてサウロに対して、今後何を行うべきかをすでに備えられて、ダマスコのアナニアに示しを与えられました。
アナニアは普通のひとりの弟子でした。主はそのアナニアをサウロのかえ添え役として使いました。


  『しかしサウロは地から起き上がった。彼の両目はすでに開かれていたが、何も視えなかった。それで彼らは彼(サウロ)を手引きしながら、ダマスコに連れて入っていった。そして彼は3日間視えないままでいた。また食べもせず、飲みもしなかった。』とありますが、
サウロは、光に巡り照らされて召命を受けたとき、目がみえなくなりました。肉の目が塞がれて、そしてその後霊の目が開かれるためではと感じました。3日間目がみえなくなり、飲み食いも出来なくなりました。
キリストからの召命の出来事がいかにサウロにとって大きな衝撃ある事件だったかを感じます。その3日間に、キリストの召命についてサウロは深く心をめぐらせたのだろうと感じました。
サウロは目がみえずに、まわりにいた人たちが、サウロをダマスコへ連れていきました。


  (ギリシャ語原文直訳)『さてダマスコにアナニヤという名の或る弟子が居た。そして主は幻の中で彼に向かっていった、「アナニヤよ」。それで彼は言った、「見よ、私です。主様」。それで主は彼に向かって《言った》、「再び立ち上がって、『真っすぐ』と呼ばれている通りに進んで行け。そしてユダの家で、サウロという名のタルソ人を訪ねよ。なぜなら、見よ、彼は祈っている。そして彼(サウロ)はアナニヤという名の男を[幻の中で]見た、彼が再び視力を回復するように、《家に》入って来て自分の上に両手を按くのを」。しかしアナニヤは答えた、「主よ、私はこの男について、多くの者たちから聞いた、彼がエルサレムの中であなたの聖徒たちにどんな多くの酷いことを行ったかを。またここでも彼は大祭司たちの権限を持っている、あなたの名を呼び求める者たち皆を縛るために」。しかし主は彼に向かって言った、「進んで行け。この者は私にとって、選びの器であるから、異邦人たちや王たち、またイスラエルの子たちの前に、私の名を担うための。なぜならこの私が彼に示そう、私の名のために彼がどんなに多く苦難を受けなければならないかを。


  それでアナニヤは出かけた。そしてその家に入った。そして彼(サウロ)の上に両手を按いて言った、「兄弟サウロよ、主がわたしを遣わされた、あなたがやってきている道であなたに現れたイエスが、あなたが視力を回復し、そして聖霊で満たされるために」。すると直ちに彼の両目から鱗のようなものが取れて落ちた。そして彼は視力を回復した。また再び立ち上がってバプテスマされた。そして食物を取って力をつけた。さて彼はダマスコにいる弟子たちと数日間共にいた。そして直ちに諸ユダヤ会堂において、イエスを大声で伝え始めた、この人こそは神の子であると。』とあります。


  『さてダマスコにアナニヤという名の或る弟子が居た。そして主は幻の中で彼に向かっていった、「アナニヤよ」。それで彼は言った、「見よ、私です。主様」。』 普通の弟子であるアナニヤを主は選んで、「アナニヤよ」と主は呼びました。アナニヤは、「見よ、私です。主様」。と答えました。主から呼ばれることは大きな恵みだと感じます。


  『「それで主は彼に向かって《言った》、「再び立ち上がって、『真っすぐ』と呼ばれている通りに進んで行け。そしてユダの家で、サウロという名のタルソ人を訪ねよ。なぜなら、見よ、彼は祈っている。そして彼(サウロ)はアナニヤという名の男を[幻の中で]見た、彼が再び視力を回復するように、《家に》入って来て自分の上に両手を按くのを」。』


  と主はアナニヤに言われ、先に起こることを前もって主は示し給いました。そして、サウロは祈っている。自分の頭にアナニヤに手を按かれ視力が回復する幻を見ていると示しました。
主の示しは先に起こることも分かり、素晴らしいと感じました。


  『しかしアナニヤは答えた、「主よ、私はこの男について、多くの者たちから聞いた、彼がエルサレムの中であなたの聖徒たちにどんな多くの酷いことを行ったかを。またここでも彼は大祭司たちの権限を持っている、あなたの名を呼び求める者たち皆を縛るために」。』とあります。


  アナニヤは、主にサウロはキリスト者に対して酷いことをし、そして権限を持って、多くのものを縛り上げていると言いました。その言葉には、サウロのところへ行くことを恐れて、辞退したいという思いもありました。


  『しかし主は彼に向かって言った、「進んで行け。この者は私にとって、選びの器であるから、異邦人たちや王たち、またイスラエルの子たちの前に、私の名を担うための。なぜならこの私が彼に示そう、私の名のために彼がどんなに多く苦難を受けなければならないかを。』


  ところが主は、キリストの御計画をアナニヤに示しました。サウロのところへ行く目的、アナニヤへの示しは、主によりサウロを召し、サウロをキリストの選びの器としたこと。そしてサウロはイスラエルの子たちの前に、主の名を担うものであり、主の名のためにサウロが多くの苦難を受けて立つものであるかを示しました。


  『それでアナニヤは出かけた。そしてその家に入った。そして彼(サウロ)の上に両手を按いて言った、「兄弟サウロよ、主がわたしを遣わされた、あなたがやってきている道であなたに現れたイエスが、あなたが視力を回復し、そして聖霊で満たされるために」。』


  アナニヤは、主を信じて主の言われたとおりに、サウロのもとへ出かけて行きました。そしてサウロの上に両手を按き、主の示されたとおりに事を成しました。そして主の示した通りにサウロの視力回復と聖霊を受けるために成しました。
キリストの福音では第一に聖霊を求め受けることが大切だと感じました。


  『すると直ちに彼の両目から鱗のようなものが取れて落ちた。そして彼は視力を回復した。また再び立ち上がってバプテスマされた。そして食物を取って力をつけた。』


  アナニヤが主に遣わされてサウロに按手をして祈ると、サウロの両目から鱗の様なものが取れてサウロは視力を回復したとあります。
サウロは、ダマスコ途上で主により光に巡り照らされて召命され、その時から、目がみえなくなり、主に導かれてその後アナニヤによる按手で目が開かれたときに、古い自我が破れて、魂が新生し、新しくされ、神の牧者として生まれ変わったのだと感じました。
そして食物を取り、力がつきました。


  『さて彼はダマスコにいる弟子たちと数日間共にいた。そして直ちに諸ユダヤ会堂において、イエスを大声で伝え始めた、この人こそは神の子であると。』


  キリスト者を以前迫害したときのサウロはそれが正しいと信じる心の中にある熱情のもとの行動がありました。しかし、どんなにキリストを迫害し、キリスト者を迫害し縛り上げてもその内側にある空虚さは消えませんでした。石打ちして殉教されたステパノの平安を見て感じたこともあったでしょう。それが、主によるダマスコ途上におけるコンバージョンにより、全く打ち砕かれたのだと感じます。コンバージョンにより魂が回心をして、それと共に内面も一変したのだと感じました。


  そしてその後に、サウロは、もとはキリスト者を迫害し、縛り上げていた彼が、主キリストによりコンバージョンをして、大変化をし、諸ユダヤ会堂でこの人こそは神の子であると、イエスを大声で伝え始めました。サウロは後にパウロと呼ばれるようになり、キリストの福音を伝える大きな伝道旅行を成し遂げ、伝道とその素晴らしい成果を成しました。


  どんなにまことの神に敵対するもの、主に対して悪事を働くものや迫害をするものでも、たとえどんな人でも、もしキリストに出会い、主の聖霊と愛の生命を受け、キリストを信じることにより、キリストの愛の牧者、キリスト者、素晴らしい神の子になれることを感じ、学びました。


  あなたにもキリストの祝福が訪れることをお祈りいたします。


  (参考文献:ギリシャ語聖書対訳テキスト使徒行伝1(改訂版))


   





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