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 | 父に約束された聖霊降臨と神の力



(世界伝道を成した福音の力の秘密の根源)


2022年12月8日


   『テオフィロさま、わたしは先に第一巻を著して、イエスが行い、また教え始めてから、お選びになった使徒たちに聖霊を通して指図を与え、天に上げられた日までのすべてのことについて書き記しました。イエスは苦難を受けた後、御自分が生きていることを、数多くの証拠をもって使徒たちに示し、四十日にわたって彼らに現れ、神の国について話された。そして、彼らと食事を共にしていたとき、こう命じられた。「エルサレムを離れず、前にわたしから聞いた、父の約束されたものを待ちなさい。ヨハネは水で洗礼を授けたが、あなたがたは間もなく聖霊による洗礼を授けられるからである。」さて、使徒たちは集まって、「主よ、イスラエルのために国を建て直してくださるのは、この時ですか」と尋ねた。イエスは言われた。「父が御自分の権威をもってお定めになった時や時期は、あなたがたの知るところではない。あなたがたの上に聖霊が降ると、あなたがたは力を受ける。そして、エルサレムばかりでなく、ユダヤとサマリアの全土で、また、地の果てに至るまで、わたしの証人となる。」こう話し終わると、イエスは彼らが見ているうちに天に上げられたが、雲に覆われて彼らの目から見えなくなった。イエスが離れ去って行かれるとき、彼らは天を見つめていた。すると、白い服を着た二人の人がそばに立って、言った。「ガリラヤの人たち、なぜ天を見上げて立っているのか。あなたがたから離れて天に上げられたイエスは、天に行かれるのをあなたがたが見たのと同じ有様で、またおいでになる。」』
(新共同訳  使徒言行録1章1~11節)


   今回から使徒言行録を読んでいきます。


  使徒言行録について: まず、本書についてですが、学者間に研究が進んでおり、いろいろな見方も存在します。とりあえず、一つの見方を説明します。著者について、本書はルカ伝福音書と共にルカの著作です。第1章の「先に第一巻」というのはルカ伝福音書を指します。本書を書いた目的は、ルカ伝福音書と同じく本書を貴族テオフィロに献ずるのとともに、一般社会にイエス・キリストの福音の伝播を成すことであった様です。本書の内容、その主要の着眼点は、福音の伝播の状況の記録にありました。使徒言行録は、聖霊なる神の活動史です。著作の場所は、ローマだと思われ、著作の年代は、紀元六十一、二年頃だと思われます。


  『テオフィロさま、わたしは先に第一巻を著して、イエスが行い、また教え始めてから、お選びになった使徒たちに聖霊を通して指図を与え、天に上げられた日までのすべてのことについて書き記しました。イエスは苦難を受けた後、御自分が生きていることを、数多くの証拠をもって使徒たちに示し、四十日にわたって彼らに現れ、神の国について話された。』とあります。


   「先に第一巻」とは、本書と共にルカが著したルカ伝福音書のことですが、イエスが行い、教え、地上で福音を伝え、昇天した日までのすべてについて書かれました。 そして、イエス様は、人々の魂を救う方なのに、世の人より捨てられ、十字架にかかり死に苦難を受けました。それはまたメシアとしての預言の成就でもありました。 そしてその後復活されて、ご自身が生きていることを証拠と共に使徒たちに示しました。四十日は、ユダヤ人特愛の数字でもありますが、その様に長き日にわたり、弟子たちに姿を現しました。そして、神の国について話されました。イエス様が話されるのは、何かというと、神の国についてです。今後弟子たちが聖霊を受けて地上で大きな伝道をし、大きな働きを成し、神の子としての使命を果たせることなどを示されました。 イエス様は、復活されて地上にいながら、天国にいる体でその姿を現され、神の子としての姿を示されました。このことは、私たちには見えない天国の実在についてを感じさせられました。


  『そして、彼らと食事を共にしていたとき、こう命じられた。「エルサレムを離れず、前にわたしから聞いた、父の約束されたものを待ちなさい。ヨハネは水で洗礼(バプテスマ)を授けたが、あなたがたは間もなく聖霊による洗礼(バプテスマ)を授けられるからである。」』とあります。


  イエス様は、弟子たちに、神の都のエルサレムに留まり、祈り続け、待ち、聖霊にバプテスマされるのを、と言われてお約束されました。 生けるキリストの福音で、無くてはならないもの、欠けてはならないものは、聖霊を与えられることだと感じます。キリストの伝道には、水のバプテスマではなく、聖霊のバプテスマが大切だと感じました。


  『さて、使徒たちは集まって、「主よ、イスラエルのために国を建て直してくださるのは、この時ですか」と尋ねた。イエスは言われた。「父が御自分の権威をもってお定めになった時や時期は、あなたがたの知るところではない。あなたがたの上に聖霊が降ると、あなたがたは力を受ける。そして、エルサレムばかりでなく、ユダヤとサマリアの全土で、また、地の果てに至るまで、わたしの証人となる。」』とあります。


  弟子たちにはまだ聖霊が与えられておらず、一般のユダヤ人と同じく、メシアの来臨によるユダヤ国の回復と万物の復興が成されるのかと考えましたがその想像は外れ、イエスは十字架に掛かりました。それゆえ約束の聖霊降下の近きを聞き、弟子たちは、この時こそイスラエルの国が回復されるかを聞きました。 しかし、弟子たちの質問に対してその時期につき、彼らの知るべきことにあらざることを示し、イスラエルの回復については、何も答えず、ただ聖霊降臨によりて、起こるべき事実を示しました。すなわち聖霊降臨により、はじめてイエスがメシア、キリストだと分かり、彼ら弟子たちは、全世界に向かって、その証人として立つであろうとのことでありました。そして弟子たちはイエスのその証人として活動をしました。それを録したのが本書です。


イスラエルは、20世紀終わり近くに、20世紀の奇跡、神様の時であり、カイロスの時として、国を回復しました。2000年位もさまよっていたユダヤ人の国が、回復されました。私もその時期を日本で共に過ごしましたが、ユダヤ人の人たちはその時に躍り上がる様に喜びに沸いていたと聞きました。


  『こう話し終わると、イエスは彼らが見ているうちに天に上げられたが、雲に覆われて彼らの目から見えなくなった。イエスが離れ去って行かれるとき、彼らは天を見つめていた。すると、白い服を着た二人の人がそばに立って、言った。「ガリラヤの人たち、なぜ天を見上げて立っているのか。あなたがたから離れて天に上げられたイエスは、天に行かれるのをあなたがたが見たのと同じ有様で、またおいでになる。」』 』とあります。


  イエスは、地上での伝道を終え、弟子たちの前で天国へ昇天しました。 弟子たちは、その時にイエスが去り、心が空虚になったと感じました。 その時に白い服を着た二人の天使が現れました。そして天使の弟子たちへの慰めの言葉は、弟子たちを勇気づけたと感じました。 復活のキリストは、天国へ昇られましたが、その聖霊はいつも私たちを見守っていてくださり、主キリストは霊なるキリストとして、私たちはどこにいても、主は、私たちの祈り願いを聞き、主を信じる私たちを愛し、その御心にかなう願いは聞き入れてくださります。


  主キリスト様は、復活してから、昇天する前に弟子たちに、「エルサレムで祈り続け父に約束された聖霊が降るのを待ちなさい。あなた方は力を受け、地の果てまで私の証人になる。」と言われましたが、弟子たちはあつく祈り続け、時至って、驚くべき、父に約束された聖霊を受けて、力を受け、弟子たちは、聖霊の生命により、主の証人となり大きな伝道をなし、キリストの愛の救いの福音を伝えました。生けるキリストの福音の重要な点は、聖霊の生命を受けて歩むことが大切だと感じました。


  生けるキリストは、信じる私たちの内側にいつも住み、主として、私たちを愛してくださります。


  主キリスト様の恵みとそのご愛に感謝いたします。


   





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